やまももの町の人たち——和歌山・上富田町、山桃会とチャレンジキッチン訪問記
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和歌山県上富田町。白浜のとなり、熊野古道の玄関口にある人口1万5千人ほどの町です。
私はこの町に、地域コンサルタントとして通ってきました。そして今、この町の果実を売っています。この記事は商品説明ではなく、なぜ売ることになったのかの話です。
1. 町の木は、やまもも
上富田町の町木はやまもも。初夏の2週間足らずだけ、真っ赤な実をつけます。傷みが早く市場にはほとんど出ないこの果実を、「もったいない」で終わらせなかった人たちがこの町にいます。
「口熊野かみとんだ山桃会」。2015年に設立された住民有志の団体で、町内や近隣の庭や畑のやまももを、所有者の要望を受けて収穫し、シロップやジャムに加工して販売しています。
2. 樫木さんと、やまももを食べた日
まちーくセレクトのやまもも商品は、すべて現地で食べて、作っている方——樫木さんにも会って決めたものです。
上富田で出会った人たちはみな、「この町を良くしたい」という思いで動いていました。その熱量に触れて、コンサルタントとして関わって終わりではなく、長期的にこの町に携わりたいと思うようになった。それが、まちーくセレクトというお店を開いたきっかけのひとつです。
味の説明は商品ページに書きました。ここに書きたいのは、あの果実の後ろに、顔の見える人たちがいるということです。
3. チャレンジキッチン——みんなで作った駅前の拠点
もうひとり、書いておきたい人がいます。沖田さん。JR朝来(あっそ)駅前の交流拠点「チャレンジキッチン」を運営している人で、設計や工事も自分の手でやってしまう人です。
この拠点づくりでは、ワークショップ形式で地元の人が集まりました。テーブルを作り、ランプを作り、壁にタイルを貼る。作業しながら意見を交わして、みんなで一緒に場所を作った。
驚いたのは、集まった人たちの動機です。山桃会の活動はアルバイト代が出るものの、決して大きな金額ではありません。それでも人が集まる。樫木さんや沖田さんの人望と、「やまももで町を良くしたい」という参加者自身の思い。その両方が、この町にはあります。
4. だから、このお店で売っています
まちーくセレクトの選定基準は「知らないものは売らない」。行ったことのない産地、会ったことのない作り手のものは扱いません。
やまももは、その基準の原点になった商品です。
| 商品 | 価格(税込) |
|---|---|
| 熊野山桃シロップ 235g | ¥1,990 |
| 熊野山桃ジャム 140g | ¥2,640 |
| 熊野からの贈り物 3点セット | ¥3,410 |
| 熊野やまもも 結 3点ギフト | ¥5,610 |
やまももが市場に出ない理由 👉 収穫は年に2週間足らず。産地レポート シロップの楽しみ方 👉 飲み方・割り方7選
まとめ|買うことは、町に一票入れること
やまもものシロップを一本買うと、上富田の初夏の2週間と、収穫する山桃会の人たちと、駅前の小さな拠点に、ほんの少しつながります。
もし和歌山方面へ旅することがあれば、白浜のついでに上富田へ。とれとれ市場の圧巻の品揃えも、山あいの蕎麦屋も、この町の楽しみ方です。
▼ まちーくセレクトについて 地域コンサルタントとして現地に入り続けてきた人間が、 関わったまちで出会ったものだけを厳選してお届けします。 知っているから選べる。関わっているから続けられる。